2015-01-01から1年間の記事一覧

あと100日。

おおはた雄一の「おだやかな暮らし」という曲をはじめて聞いたとき、Radioheadの「No Surprises」を思い起こした。以来、どちらの曲を聴いても、もうひとつの曲のイメージがオーバーラップする。 www.youtube.com www.youtube.com わたしは音楽理論には明る…

Be Yourself No Matter What They Say

仕事でシンガポールに行ってきた。 シンガポールの取引先のオフィスでミーティングをしていると、社員の一人がおもむろに立ち上がり、部屋の角に絨毯を敷いてその上にひざまずき、祈りはじめた。 その取引先の社長と社員がイスラム系だということを、わたし…

机の上にひっくり返した、かたいイス

仕事関係の方のイベントで、いくつかのバンドのライブを観る機会があった。 大バコではない小さなライブハウスでのライブ。いわゆる「メジャー」ではないバンドとの出会い。 それ自体がとても久しぶりで、少しノスタルジックな気持ちになって、少し気持ちが…

僕が一番欲しかったもの

『TV Bros』のページレイアウトが斬新すぎて度胆抜かれました。 マッキーの歌はずっと好きだ。人の傷みをとても知っている人だと思う。

仙人の欠員

間もなく会社を辞める人を誘って、いっしょにお昼ごはんを食べた。 夜に飲みに行ったことはあったけれど、思えば明るいうちにご飯をいっしょに食べるのは初めてだ。なんだか変な感じでもあったけど、話し出すと、とたんに飲み屋みたい。 人の悪口を言わない…

水の中のナイフ

お誕生日はどこでディナーしたい?と聞いたところ、水槽のあるお店がいい!と彼は答えたらしい。まったく、ゲイの彼らは、わたしよりよほどロマンチストな面がある。 というわけで、どしゃぶりに降られながら、青く薄暗いお店でお誕生日会。 麻布十番 ライム…

馥郁たる春を待つ

3~4年前からお直しどきだと思っていたけれど、高額な修理代にひるんでなかなか思い切れなかった黒いライダースジャケット。しかし、久々に着ようと思って引っ張り出したら、さすがに色の剥げ方と皮の破れ方がみずぼらしいレベル… えいやと思い立ち、いよ…

父の履歴

もうすぐ父が亡くなって1年。歯ブラシとか下着とか、もう必要ないことが明白であるものは母が早々に処分していたけれど、人が70年近く生きた軌跡を払拭するには1年という時間はまだまだ短すぎるようで、家のあちらこちらからまだ父が使っていた物が出てくる…

崩壊する年越し

年越し。大学生の頃以来30代前半までは、カウントダウンイベントに行ったり夜通し友達の家で騒いだり、実家で紅白を観ることすらなかったけれど、ここ何年かはすっかり実家で紅白鑑賞派に逆戻りしていた。齢をとって、から騒ぎが億劫になってきたということ…