セミがアイスコーヒーを飲んでる
『セミがアイスコーヒーを飲んでる/熱いフライパンみたいな道で』
日照りを感じはじめる季節に決まって思い出す曲。
歌詞のなかでは、このフレーズの前は春で、このあとは秋になるから、曲調自体は夏っぽくはないのだけれど、この歌詞が秀逸すぎて、もう、何より、この曲は夏。
日陰のない駐車場で車を待ちながら、蝉時雨にやられているときに、夏を憂えてるときに、流れてくる。
今日読んだ漫画に薬膳のことが描いてあった。難しい病にかかってしまい、仕事を辞めなくてはならなくなってしまった女性の話。自分の身体を労わりながら、少し落ち込んだり、人の優しさに触れたりしながら、ゆっくりと新しい生活に馴染んでいく。良いお話だ。
一時期、黒木耳をたくさん買い込んでスープ、チャーハン、何にでも放り込んでいたのを思い出した。夏なのでそら豆とゴーヤが食べたい。
本を読む、本当はそれだけでいいのでしょうと言われた1週間前のことを思い出す。
それだけでいいということはない、そんなに削ぎ落された人生ではないけれど、遠からずという時期はある。最近物語から離れていた。Kindleを充電しなおす。