こうしたらみんながあなたの元へ集まるし、わたしはずっとあなたのことばかり考えているし、もう寂しくなんて、ないものね。
でもね、あなたはとても女々しくて神経質な人だから、こんなにみんなが泣いていて、胸が痛まないはずがないよ。
あなたの周りはデリケートで壊れやすい人ばかりなのに、そんなことが少しも、少しもかすめなかったんなんて。
がっかりだよ。なんでこんなことができたの。


また10年経ってもたぶんこんなだろうね、ってゆったじゃない。
来週の約束はどうなるのよ。今度はちゃんと聞くからさ。これからどうしたらいいのか教えてよ。
これが大がかりな冗談だったら、それこそ今度は半年くらい口ききたくないけど、本当に冗談なんだったら、1週間くらいでもいいよ。


一体なんの意味があったの、この10年あまりになんの意味があったのよ。
こんなことになっちゃったら、あんなに楽しかったこともぜんぶつらくなるじゃない。もう2度と会えないなんて。電話もこないしメールもこないなんて。2度とないなんて。どうやって信じたらいいのよ。


ごめんね。冷たくしてごめんね。会えなくてごめんね。電話してあげられなくてごめん。自分のことばかりでごめん。ごめんね。どれだけつらかった?どれだけ痛んだの?
一瞬でもほんの一端でも、あなたのことを考えられたらよかった。