園子温監督『HAZARD』を観ました。


園監督は『自殺サークル』が胸クソ悪くて嫌いでした。彼の映画の基盤となる、「あー退廃的だね。世を儚むんだね」という世界観は『自殺サークル』といっしょなのですが、でも、この映画のオダギリジョートリオのチンピラっぷりは好きでした。アメリカ版トレスポみたい。
この映画の特徴的なのは、舞台がNYゆえ日本人の出演者たちのセリフも英語が多いのに、字幕がないんです。オダジョーははじめまったく英語を解さない役柄なので、オダジョー目線の演出なんだろうなというのはわかったのですが…英語を解さない観客は、筋が追えたのだろうか。だいじょぶか。