ケネス=ブラナー監督『スルース』を観ました。

スルース 【探偵】 [DVD]

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「まず第一に、スルースってなに?」ということで調べたら、英語の口語でスペルは“sleuth”、“探偵”もしくは“探偵のように調べる、行動する”という意味だそうです。この映画は70年代の映画のリメイクで、その際の邦題は『探偵スルース』なので、てっきりスルースさんという探偵の物語だと思ってしまっていました。すると当時の邦題は『探偵探偵』という意味…ややや。
映画はマイケル=ケインとジュード=ロウの二人芝居。マイケル=ケインは『探偵スルース』の方でも主演しています。そしてこの二人といえば新旧『アルフィー』。ケインの出世作である『アルフィー』のリメイク版にジュード=ロウが出演していました。
年の離れた若い妻を持つ富豪の屋敷に、ある日その妻の浮気相手である青年が話し合いのために訪れ、その話し合いが思いがけない方向に展開します。騙し騙され、スリリングです。映像が全体的に暗いので眠気を誘われる箇所もありますが、二人の鬼気迫る演技に圧倒されます。個人的には、ジュード=ロウがサイコな目つきにぞくぞくしました。スタイリッシュなお屋敷の構造も見どころ。