劇団☆新感線『メタルマクベス』を観ました。

誘われて、自分ではチケットをとれなかった新感線の『メタルマクベス』、観劇できました。ありがとう!
脚本のクドカン本人が客席にいてびっくりしました。
たいへんな長丁場でしたが役者さんたちのお芝居に不安なところがなくとても迫力あるお芝居でした。小ネタも満載、どれもツボ。
松たか子、2年ほど前に串田和美の舞台で観た際には「あーやっぱ発声の仕方が嫌い」程度の感想でしたが、とってもよくなった。こんな素人目にもわかる成長、同い年ではあるけれど、私がこの2年で何が変わったかっていうと髪が伸びたくらいかと。自分の身体はって稼いでいる人って時間の速度も毎日に対する覚悟も違うんでしょうね。
そして特筆すべきは森山未来!歌う踊る跳ねる笑わせる泣かせる、大層な青年だと思いました。たかがセカチューではなかったんだなと。


元ネタである『マクベス』はかれこれ400年前のお芝居。小説にしろ戯曲にしろ、こんなに年数を経ても感じ入る教訓がそんなにも昔から書かれているなんて。人間ってあまり変わっていないんですね。歴史は繰り返す、というヤツでしょうか。なぜなんでしょうか。


ところで、観劇中、隣りの席の人からずっとヤマト糊の匂いがしていて気になってなりませんでした。
http://www.yamato.co.jp/item/yamatonori/index.html
ニンニク丸ごと食べたり手がすべって香水ぶっかけたりして、電車内や映画館内で「ちがうの、わたしはいつもこんな匂いはしないの」と心の中で言い訳をし続ける時がありますが、あの人には一体どんな言い訳があったのでしょうか。ヤマト糊臭のする女。