リリー・フランキー『東京タワー』を完読。

東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~

東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~

電車の中で何度も目頭が熱くなる。親と子、というよりは、母と息子の深く確かな絆と愛情の遍歴を綴った、自伝的小説である。この母親のかわいらしくおおらかなことといったら。母子をとりまく人々も愛すべきあったかな人たちだ。リリーが人を見る目が優しいのか。名著。