愛するものと共に生きる

今日の『ザ・ノンフィクション』は、獣医師の太田快作先生の日々を追いかけていた。1LDKのお住まいで11匹の猫と愛犬と生活する様はなかなか変わっていて、人間と家庭生活を共にするにはハードルが高そうだけど、さすが獣医師の先生、限られた居住空間の多頭飼いなのに、すっきりしていて動物たちも快適そう。愛犬の花子ちゃんが自分のすべてだと言い切り、その動物愛護や治療に関する姿勢には揺るぎがない。

先生がボランティアの方々に止められても身勝手な飼い主を怒鳴りつけるところでは、泣けてきた。動物を心から愛していて、信念を持って彼らのために身を投じている。こんな人が同世代の日本にいることに感動する。

「埼玉の獣医師が1人1頭の去勢手術を引き受ければ、ボランティアの方が東京まできて1日10頭こなす必要はなくなる」というような先生の言葉。家族として動物を迎えることとは、動物と人間が共に生きるとは。膝で眠る猫を愛でながら、考える。

来週は、後編。