最近観た映画。
20代の頃に比べてめっきり映画を観る時間がなくなりましたが、この夏はDVDで劇場で、そこそこ映画を観ていました。
■ミシェル=ゴンドリー監督『僕らのミライへ逆回転』
- 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
- 発売日: 2009/03/06
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はじめはドタバタ劇っぽかったのですが、物語にどんどん深みが増し、最後にはホロリとさせます。
登場人物たちが名作映画を手作りでリメイクする様は、CGを使わず手作りにこだわるゴンドリー自身が投影されているかのよう。彼らの手作りの腕が、回数を重ねるごとにめきめきと進化していくのが楽しい。リメイクされる元ネタの映画を知っているとさらに笑えます。
映画への愛に溢れた、すてきな作品でした。
■マックG監督『ターミネーター4』
わたしは『3』は観ていず、『1』と『2』をかなり前に観たきりで、ストーリーも朧だったのですが、観はじめたら走馬灯のように蘇りました。スカイネット!ジョン=コナー!サラ=コナー!
スピード感もハラハラ感もそれなりにあり、楽しめました。
テレビの画面で観たのだったら、どうということもない駄作扱いをしていた気がするので、やはり映画としてあるべき作品なのでしょう。クリスチャン=ベイルがすてきだった!
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押井守が自身の映画の公開時のイタンビューで、ポニョは「物語や因果律が破たん」した映画だと言っていて、「?」と思っていましたが、どういうことかやっとわかった気がしました。びっくり。
「トトロこわいって!」とか「ハクの正体が“川”って!」とか、そういうツッコミレベルではなく、ファンタジーという部分を加味したうえで尚、腑に落ちないというか。壊れっぷりが、ある意味爽快ですが。
でも、ポニョが人間となって宗介の家に来るまでの冒頭部分は、とても好きです。特に、台風がやってくるときの不穏さと疾走感、リサと波のカーチェイス場面、あの表現には息を呑みます。観てるこちらまで、顔面に雨粒を感じるような臨場感。
宮崎作品、やっぱり何かしら心に響きます。衰えず。
■ジョー=ライト監督『つぐない』
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幼く想像力豊かな少女が、嫉妬と思いこみによって嘘を吐き、その嘘が相思相愛の男女の仲を引き裂き悲劇を招く、という物語なのですが…とっても哀しい。「子どもは残酷」というのはよく言われることですが、こういうことなんだと思います。やりきれない。
しかし、少女の嘘と、戦争という時代の波に翻弄され、取り返しのつかない悲劇に堕ちていく男女の、束の間だからこその輝きが、本当に美しいです。
■内田けんじ監督『アフタースクール』
巧妙すぎる展開。
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■佐藤嗣麻子監督『K-20 怪人二十面相・伝』
意外に楽しめました。
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■橋口亮輔監督『ぐるりのこと。』
号泣。人が人を見離さないということは当たり前のことなんだろうけど、当たり前のことにこんなに泣かされるとは。リリー=フランキーのヌードがリアルすぎます。
結婚したくなりました。
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■庵野秀明監督『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』
観てしまった!
テレビ版を観て以来10年余りまったく観ていなくても、『序』を観ていなくても、ものすごく面白かったです。
シンジの成長ぶりに涙さえしました。