あいつを愛したら、星になるだけ

先月のはじめにニューヨークに行っていた。

ヨーロッパ圏とアジア圏には縁があるながら、アメリカ大陸は実に33年ぶり。

そして完全プライベートで海外へ行くのは、4年半ぶり。

 

感想としては、「人種のるつぼ」を実感、決して白人の街ではない。外国人である自分も何の違和感もなくサブウェイに乗り、誰から注視されることもなく人混みに紛れられる。パリでもロンドンでもフランクフルトでも、移民が増えたとはいえここまで様々な人種はいなかった。「るつぼ」という意味ではシンガポールが近いものがあるけれど、高層ビルの巨大さや各公園の広大さもあいまって、スケール感が違う。

この国とは決して争いたくないなと思いました。

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マンハッタンの碁盤目状の大通りの、ちょうど高層ビルの谷間に沈む夕陽があまりに美しくて、撮影。マンハッタンヘンジ("Manhattanhenge")という、年に2回しか見られない現象だということを、後から知る。ラッキー。雨上がりの道路に光が乱反射して、美しさ倍増でした。

 

そして事前に誰も教えてくれなかったので、この時期のニューヨークの、わたしが感じた難点をふたつ。

  1. ニューヨークの上空だけオゾン層が壊れているのではないかと思うくらい、紫外線が強い。
    沖縄でも東南アジアでも体験したことのない、強烈な日差しに閉口…SPF50の日焼け止めをベタベタ塗っても鼻がまっか。たしかにアメリカの日焼け止めにはSPF100がある…。日本人の肌質の軟弱さを痛感しました。
  2. 空気が異常なほど乾燥している。
    宿泊したB&Bのオーナーさんが「ニューヨークでは1日1.5リットル以上の水を飲むことが必須。必ず持ち歩いてください」と初日におっしゃっていただけれど、確かに1日外を歩いていると目元も手もガサガサになる…夜に鏡で自分の顔を見ると、東京にいるときよりも明らかに皺が深い…朝起きると喉がほんのり痛い…。街行く人は皆ペットボトルの水を持ち歩いているし、あちこちで水が多量に販売されていました。