茜色の夕日。


最近、夕焼けがとてもきれいですね。
日が長くなってきたので、会社を7時過ぎくらいに出ると、ちょうど陽が落ちていくところに出遭います。
新宿御苑から新宿方面へ歩いていくと、新宿通りの中心に陽が落ちていくのが見えるのですが、歩道を歩いていると、どうしても右寄りもしくは左寄りにしか夕陽に向かっていくことしかできなくてもどかしい。車道じゃなかったら、しっかりど真ん中に夕陽を捉えられるのに。
えぇい、よっしゃー!と車道の真ん中に踊り出てみたい衝動に駆られながら、でもそんなふうにして死んじゃったら誰も原因がわからないだろうなと思いつつ。
新宿へ着くのが先か、日が暮れるのが先か。
音楽を聴きながら夕陽を追っかけていると、その日仕事でイライラしたことや、1日の間にちょっとよぎってしまったイヤ〜な気持ちをゆっくりと忘れてゆけます。


それで気分がよくなっちゃって1杯ひっかけにいっちゃったりするんだな〜
そんな夏の夜のループ。


湿気が長襦袢みたいにまとわりついて、コンクリートの照り返しがジリジリと熱い東京の真夏はわたしの大敵ですが、夏の夜は好きです(ヤブ蚊さえ攻撃してこなければ)。
キンキンに冷えたジョッキに溢れるビール、オープンエアな飲み屋の軒先で、風鈴の音色とか、うちわとか、鼻の頭にじんわり汗をかいて、吹き抜ける湿った風、小学生の男の子みたいなランニングに短パンで、ビーサンで、満月もきれいだったり、提灯がともる神社だったり、真っ黒な海だったり、川べりから見上げる花火だったり…


あぁ、夏が来る!