はじめてのランニング。

思春期時代、わたしは学校でまともに体育の授業を受けていません。


小学校の高学年の時、バスケをしていたら右足を挫いてしまい、
その拍子にくるぶしの下あたりの骨がぐにゃりと曲がり、突き出てしまいました。


背が伸びる速度に周りの肉がついていかず、
体型に比して余分な骨が存在していて、
その骨が衝撃を受けて飛び出してしまった─
と、当時の医者は説明していたように思いますが、
ドイツに住んでいたので医者も外国人だったし、語学と医療技術の大きな壁により、未だに原因はよく分かりません。
帰国した高校生のときに再度医者に行ったものの、時間が経っていてよく判らず。


以来、挫いた当初はしばらく足を引きずっていたものの、
日常生活にはさしたる支障はなかったのですが、
長距離走や激しく跳躍する運動をしようとすると、
突き出た骨が肉を刺激し鈍痛が走るので、
高校を卒業するまで、マット運動などの軽い運動以外、
体育はほぼ見学でした。


なので…


実は、30年余りの人生で、
ジョギングというものをしたことがありません(!)。


小学生のときにしたのかなあ…いや、せいぜい100メートル走だったような…


体育の授業というものがなくなってから、
特に激しい運動を強要される場面もなく、
ヨガや水泳やジム程度であれば支障もなかったので、
果たして足が完治しているのかどうかすら、
確認もしたことがありません(!!)。


まあ、長い間「体育は見学」という習慣を続けていると、
学生生活の最後の方は自分でもそんな生活が当たり前になってしまい、
正直確認するきっかけもなくなっていた、という方が正しいかもしれませんが。


そんなわたしが、
巡り巡って、ランニングデビューです。


とりあえず可愛げな色のウェアも揃え、準備万端。
まずは30分。とにかく30分と決めて走ってみること、
と教わっていたので、何はともあれ、出発。


…が。


10分で息も絶え絶え…!汗だくだく…!


「なぜだ?!そんなにわたしダメ?!」
と、周りにはびこるランナーをキョロキョロ観察してみたところ、


どうやらわたし、走るペース速すぎました。


上級者っぽい人たちはともかくとして、
同年代くらいの女性やおばちゃんは、徒歩に毛がはえたくらいのペースで走っているのですね。
なーるーほーどー。
これがLSD(=Long Slow Distance、「長い距離をゆっくり走る」の意)というヤツか。


その後、ペースを軌道修正しつつ、30分経過。約4kmを完走(完徒歩?)したのでした。
(どこからどこまでが何kmなのか、皆目検討がつかなかったので、後ほど「キョリ測」にて確認)


1km=約7.5分。
とりあえず筋肉痛はさほどなし。
眠くもならないし、シャワーを浴びて出かけられたほど元気です。


個人差はあれど、1km=6〜7分が普通のご近所ランナーらしいので、
なんとなく縮めていければと思います。


ところで、『テルマエ・ロマエ』がマンガ大賞を獲って嬉しいです。

テルマエ・ロマエ I (BEAM COMIX)

テルマエ・ロマエ I (BEAM COMIX)

古代ローマの建築家が、お風呂を通じて現代日本の銭湯や湯治にタイムスリップし、現代日本の風呂文化の素晴らしさに開眼、その技術を逐次古代ローマに持ち帰って、古代ローマのお風呂に反映させていく…


という、奇想天外な物語ですが、
ホント、ウケます。面白いです。勉強になります。


チェーザレ』より時代設定は前だし作風もまったく違いますが、ローマもの、熱いです。

チェーザレ 破壊の創造者(7) (KCデラックス モーニング)

チェーザレ 破壊の創造者(7) (KCデラックス モーニング)