反時計回りの不思議な世界と鍋、そしてバレンタイン。

寒い!冷え知らずわたしもさすがに寒い!
今年は暖冬ではありませんでした。
そんな2月の出来事。


ひさびさの阿佐ヶ谷スパイダースを観劇しました。
『アンチクロックワイズ・ワンダーランド』。
これまでの阿佐スパとは雰囲気が違う舞台だったように思えました。
舞台美術は非常にシンプル、物語はなんだか難解。気を抜いていたら置いていかれてしまった。
長塚圭史は1年のイギリス修行から帰ってきて間もないようですが、そうした先入観ヌキにしても、なんだか小難しいイギリス映画みたいな。クィーンズイングリッシュで世界観をとくとくと語られそうな。
結局はエンターテイメント好きなわたしは、多少鼻白みました。
でも、これから進化していく長塚圭史を引き続き観ていきたい、そう思わせる舞台ではありました。
観客席に演劇人を多数目撃。みんな注目してるんだなあ。


そして、大学の友人ふたりとトマト鍋を食しました。
トマト鍋の謎、やや解明。用は出汁を多量に投入すればよいんじゃないだろうか。
新しい年はまだ2ヶ月目、賽は投げられている。きっとよい方角へ投げられているから、ただただ信じて、無心に進もう。


さらに、常夜鍋を作りました。そして食しました。
我が家の定番鍋といえば常夜鍋。毎晩食べても飽きない、ということからこの名称がついたそうで、そりゃわたしも好きなのですが、子供のころ母の不在時に、父が2日に1度は常夜鍋を献立に食い込ませお茶を濁そうとしたときには、さすがに飽き飽きした記憶があります。


昆布をしばし水に浸し出汁をとる
〜水と同量程度の酒(砂糖のはいった料理酒はNG、純米酒本醸造酒で)&塩ひとつまみを入れ
〜ひと煮立ち
〜昆布を取り出し
〜豚バラ肉とほうれん草を投入(食欲によりシメジ、長ねぎ、木綿豆腐なども投入)
〜ポン酢・ごまダレなどでいただきます。


シンプルな割にはじんわり美味しく、身体があたたまります。
もちろん酒の肴にもベストマッチ。


バレンタインには、思い立ってブラウニーを焼きました。

お菓子を最後に作ったのは記憶にもないくらいはるか昔。まさか…高校生の頃?いや、20代のときにお料理教室でケーキを焼いたような…
しかしお菓子というのは、分量さえ正確であればなべて上手く作れるものですね。外側サクサク、内側しっとり。なかなか美味しくできました。
ディナーのミートソースも、香味野菜を炒めホールトマトを煮るじっくり手法で作ってみました。途中ペーパータオルで挽肉の脂を吸い取るのを忘れてしまい、多少脂っぽくなってしまいましたが、なんとなく美味しくできました。


料理ブームが続いております。そんな2月も、いよいよ後半。