More than Paradise.

今年は紅葉がゆっくりな気がします。じわじわ永い。
新宿御苑の銀杏は、今年もきれいです。

キンと冷えた日曜日の夜。
Port of Notesのライブ@恵比寿リキッドルームへ行ってきました。


畠山美由紀さん、相変わらず女神さまのような声。
彼女の声をはじめてアルバム『Complain too Much』で聴いたとき、ぶわっと涙が溢れそうになったのを憶えてます、タワレコの試聴コーナーであったにもかかわらず。
あれからもう10年、Port of Notesのライブをみると、今でも変わらず、ほわっと天高くへ持っていかれるような気持ちになります。
英語では稀有な才能を"gift″といいますが、彼女の歌を聴くたびに、神様からの贈り物というのは本当にあるんだな、と思わされるのでした。


『More than Paradise』、ひさびさに聴きました。
メロディもさることながら、歌詞が凛としててとっても美しい曲。

頭上の空は砂丘に変わり、
光る河は私を通り過ぎてゆく
人生は通り過ぎる車のヘッドライトのように過ぎ去ってしまうんだ


私が見た南国の夢
花々は萌えてばら色の夕日で
なんて素晴らしい景色なんだと思ったけれど
そこに私の手を握ってくれる人は誰もいなくて
それはなんて孤独なことなんだろうって思った
一体この地上に愛以上に私を納得させるものがあるのだろうか


あなたが抱きしめてくれる時、全てのことが美しいんだって気づかされる
まるで嵐のように美しいって
どこか遠くの国へ
だけど
自分の心から逃れることは決してできないはずだ


「嵐のように美しい」っていう表現が、ぐっときます。
星空や花畑や湖の美しさではなく、「嵐」
When your arms are around me,
I realize everything is beautiful just like a storm.
Though I take a plane to go somewhere far away,
But I can't fly away my heart.

more than paradise

more than paradise

どうしても思い入れのあるCRUE-L RECORDS時代の曲の方が好きだなと思ってしまうのですが、新譜ももっと聴きこめば、じわじわ染み込むのではないかという予感はします。
Luminous Halo(ルミナス・ヘイロー)〜燦然と輝く光彩〜

Luminous Halo(ルミナス・ヘイロー)〜燦然と輝く光彩〜