山下敦弘監督『松ヶ根乱射事件』を観ました。

ゴロゴロしてばっかりの日曜日、焼肉を食べた後、またもやゴロゴロしながら映画を観る。ひさびさに堕落した日曜日。弛緩しきる。

松ヶ根乱射事件 [DVD]

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人間は悲しくて、可笑しくて、情けなくて、いとおしい──
コピーといい、雪原のシーンといい、ちょっとコーエン兄弟の『ファーゴ』に似てるなと思いました。でも、より人間を観る眼がシニカルなような。
まあそれは、西洋人か、自分と同じ日本人か、どっちが描かれているかという、受け止め方の違いかも。
山下敦弘、彼の『リアリズムの宿』も『天然コケッコー』も好みでした。他に類を見ない描写力を持った監督だなと思いますが、この映画は幸せな連休の真ん中に観る映画じゃなかったかも…しらーっとした気分で帰宅。とっても寒い夜道。


いよいよ冬、到来です。