『THIS IS IT』を観ました。
わたしはマイケル=ジャクソンの全盛期と言われている時代にはまだ小学生だったので、ドンピシャ“マイケル世代”ではないのかもしれませんが、中学時代はマイケルに夢中でした。
当時住んでいた国では、現地のテレビはちんぷんかんぷんなので、観るものといえば日本から送ってもらったビデオかMTVかしかなく、MTVを垂れ流しにしていたのですね。
そこで観た『BLACK OR WHITE』『REMEMBER THE TIME』『IN THE CLOSET』『THRILLER』『BEAT IT』…新旧数々のマイケルのPVの、カッコよかったこと!マイケルのPVが巡ってくるのを心待ちにしていました。男子はみんな真似して踊ってましたね。
あの時憶えた『HEAL THE WORLD』、今でもソラで歌えます。歌っているだけで「世界を変えなくちゃ」と思わされる、そんなパワーを持った楽曲が、現在他にどれだけあるでしょうか。
『THIS IS IT』の公開も、心待ちにしていました。
Michael Jackson's This Is It - The Music That Inspired the Movie
- アーティスト: Michael Bearden
- 出版社/メーカー: Epic
- 発売日: 2009/10/28
- メディア: CD
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このステージが実現していたら…と誰もが思わずにはいられない映画です。そして、世界はなんて大きな人を失い、この人はなんて大きなものを人々の心の中に残してくれたのか、と。
途中、「拳を耳に入れられているみたいだ」とステージの真ん中で佇んだマイケルの姿がとても孤独に映り、胸がつまりました。
ステージに駆け上がっていって、きゅっと抱きしめてあげたくなった、要らないだろうけど。
この才能溢れる繊細な人にとって、世界はこのうえなく美しいものであっただろう反面、とっても生きづらいものではなかっただろうか。
その後のジャクソン5、『THE LOVE YOU SAVE』〜『I'LL BE THERE』でポロポロと泣かされてしまいました。
- アーティスト: Michael Jackson
- 出版社/メーカー: Epic
- 発売日: 2006/03/06
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これ、ストーカーにつきまとわれ、「お前はオレのこと恋人だっていうけど違うし!それオレの子じゃねーし!」って言い続ける曲なんですね。
リズムとメロディーが好きっていうだけで、20年近く歌詞の意味を考えず聴いてました。
「歌詞の意味を知ったとき、こんな歌を「アゥ!」とか「ポゥ!」とか言いながら踊って歌ってるなんて、この人アタマおかしいんじゃないかと思った」と、友人は言ってましたが、然り。ていうかその感想がウケる。
日本じゃあり得ない歌詞だなー。
Rest in peace, Michael. I LOVE YOU!