倦怠期。

業種柄もあり、本を読むことは生活の一部です。
カバンの中には常に2冊以上の本を抱え、好みはあれどジャンルは問わず、時間があればページを繰っていることが好きでした。


しかし最近、今までになく本との距離感を感じます。読みたい本がありません。前代未聞。
どんなに書店にこもっても、いくら古本屋を渡り歩いても、まったくピンとこないのです。


あんなに仲が良かったのに、好きだったのに、まったくときめかなくなってしまった。そしてそんな自分がとっても哀しい。


どうしたものでしょうか。


会社にある「ダ・ヴィンチ」のバックナンバーなんかを開いて指南を仰いでみたりして、ちょっととち狂った感も否めないなか、最近読んだのはこんなカンジ。

さえずる舌 (光文社文庫)

さえずる舌 (光文社文庫)

女神 (光文社文庫)

女神 (光文社文庫)

東京島

東京島

凍樹 (講談社文庫)

凍樹 (講談社文庫)

…ダメ!ぜんぜんダメー!


これらの小説を非難しているわけではなく、それぞれに「おっ」と思う部分もありはしましたが、そのうち読んだことすら忘れてしまうのだろうと思います。
小説はエンターテインメントとしての側面も多々あるので、読んでるその時を楽しむことができれば、読み終えた後に記憶から消え去っても構わなくはあるのですが、今のわたしは、そういう類のものを求めているわけではなさそうです。


気分としては、


1.日本の作家がいい
2.小説がいい
3.平成に刊行された小説で、現代を舞台にしたものがいい
4.エログロ、ファンタジー、YAという気分ではない
5.できれば読んだことのない作家が読みたい
6.心に残る作品が読みたい


ブックコンシェルジュ、カモーン。
おすすめの本がある方、ご連絡待ってます。