どうにもならないこと。

幼い頃、星座や血液型という占いの類が大好きでした。
買ってもらった占いの本をめくっては、「A子ちゃんは水瓶座のO型だからきっと相性がいい」とか、「Bくんは牡牛座だから好きになっちゃダメだ」などと、占いを基にこっそり人を値踏みしていました。なかなか暗い小学生です。
大人になるにつれ、相性占いというのはもはやそこまで信じなくなったけれど、どうにも波長が合わない人間というのは世の中にいて、それは好き嫌いの問題ではなく、むしろ惹かれているのにうまく歯車が噛み合わず、ああ、星の下というのはあるかもしれない、と今になって感じます。


自分にないものを持っていればいるほど、目新しいものであればあるほど、興味を持って近づいていってしまう。
趣味嗜好や仕事にしろ、人にしろ、わたしはずっとそうやって生きてきたけれど、人間関係に限っては、そういうのはもう、いいんじゃないかなあ。


そんなことを隙間に思う、慌しすぎる年末。


2008年、たいへんお世話になりました。
深呼吸をして、2009年。
みなさまに幸多き1年となりますように!