アメドラが好きです。

物語好き(≒妄想好き)が高じて、幼い頃からTVドラマが大好きです。
一体いつ観るヒマがあるのかと周りにいぶかしがられながらも、リアルタイムで録画してレンタルして、たくさんのドラマを観てきました。
しかし最近は、わたしが大人になってしまったのか、テレビが稚拙になってしまったのか、日本のドラマにはそこまではまれるものがでてきません。反面、海外のTVドラマはどんどん面白くなります。イギリスや韓国モノにはまだそこまで入り込めるものと出会ってないのですが、アメリカのドラマ、いわゆる“アメドラ”には夢中。
古くは『ビバヒル』、『フレンズ』、『ダーマ&グレッグ』、『24』効果でアメドラのDVD化も一気に増えたので加速がつき、『プリズン・ブレイク』、『エイリアス』、『The OC』、『デスパレートな妻たち』、『トゥルー・コーリング』、『LOST』、『4400』…などなど。
予算が莫大であるので世界観のスケールが大きいし、1シーズンが20数話で何シーズンも続くので日本のドラマより尺が長いためか、物語が深く人物描写も細に入ってて見応えがあります。まあ、何シーズンも続くとさすがにダレ感はあるのですが…そんなときには容赦なく打ち切る、潔いところもよいです。

そして最近観はじめたのは、『Lの世界』。ロスに暮らすレズビアンバイセクシャルの女性たちを描いた群像ドラマです。20代後半〜40代独身女性たちの金字塔である『SEX AND THE CITY(以下、SATC)』レズビアン版、とも言われています。
R15指定、たしかにセックスシーンはなかなか生々しい描写です。『SATC』より格段にすごい、家族と仲良く鑑賞、というわけにはいきません。しかし、彼女たちの恋愛や家族関係、キャリアや人間関係に悩み葛藤するサマは、『SATC』さながら、ゲイかストレートかの垣根を越えて共感と感動を呼びます。大切にしたいのにできない、好きなだけではうまくいかない…「そうだよねそうだよね」、と頷く場面多数。
敢えて言うならば、世間における障害はストレートより多いだけに、物語は『SATC』より深く切なく真剣です。これが昔よりは進んでいるとはいえ、まだまだアメリカと比べて偏見の多い日本だったら、もっともっとつらいんだろうなと思います。

出演している女優陣の美しさも見どころ。『フラッシュダンス』(何年前?)のジェニファー=ビールス(い、いくつ?)、『ブラック・ダリア』の美しい死体役・ミア=カーシュナー(『24』でテロリストを演じていた美女でもあります)、『4400』のカリーナ=ロンバード…みんな30代、ほとんどが30代後半なのになんて美しい顔と身体なのでしょう。ただやたら細い、というのではなくて、肉感的でもあり筋肉質でもあり…カッコイイ。日本人は、齢を重ねても美しいとされる女優さんには痩せて骨っぽくなる方が多いのに、やはり外人さんだからなのでしょうか。
本国でも一番人気だそうですが、ストレートの女性から見てもセクシーなキャサリン=メーニッヒ演じるシェーン、お気に入りです。同い年らしいです。
それにしても、こういうドラマはストレートの男の人はどんなふうに受け止めるのでしょうか。感想を聞いてみたいものです。

HEROES / ヒーローズ DVD-BOX 1

HEROES / ヒーローズ DVD-BOX 1

HEROES』も観はじめですが、面白いです。超能力を持ってしまった人々が世界を救おうと奮闘する物語です。
超能力者のひとりに日本人がいるのですが、「現代のハリウッドに至っても日本ってこんな認識なの?!」と愕然としてしまうような、今どきとは思えない妙ちくりんな日本の描写が見どころです。なぜ時計の数字が漢数字?繁華街の看板、なぜすべてカタカナ?電車の中の吊り広告や吊り革のバランス、おかしくない?どうやら東京のようなのですが、『ブレードランナー』の世界のよう。必見です。