ミッシェル・カミロの来日公演@ブルーノートを観にいきました。
ぽつぽつ間は空けども、かれこれ4〜5回目です。今回はちゃんと考えて、近距離ではないながらカミロの手元と表情の見える位置を確保。
あいかわらず、すばらしいステージでした。カミロの神業的な指の動きは、技巧派のピアニストと呼ぶにふさわしいのですが、カミロのステージは何よりも、トリオが楽しくて仕方ないという表情で一心不乱に演奏する姿がステキ。それが観客をも発奮させるのです。
カミロがいたずらを思いついた少年のような顔でインプロヴィゼーションを奏で、ベースのチャールズ・フローレスとドラムスのダフニス・プリエトがそれに応え、観客が応える。ジャズとは正に会話なのですね。
「Tequila!」をやりたかったのですが、今回は叶わず。しかし大好きな「From Within」をアンコールで聴けました。加速していくキューバン・リズムと切ないメロディーラインがとてもドラマチックな曲で、何度聴いても胸が震え、泣きそうになります。ラテン・ジャズのドキュメンタリー・フィルム「Calle 54」内でも、トリオのメンバーは違いますが、カミロが「From Within」を演奏しているので、今はDVDでも聴けるのでした。
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