30歳になりました。

ここ2〜3年ほど、時間が過ぎている実感がないこと甚だしいです。
数年前のことが、まるで数ヶ月前の出来事のよう。転職したり引っ越したりあちこちに出かけたり、前職はなんだか忙しい仕事でしたし、そりゃめまぐるしい毎日だったはずなのですが、はて、印象があるようなないような。
齢でしょうか、若年性アルツというヤツでしょうか。
そしてなんだか、感情の起伏とか煩悩とかがなくなってきているような。
孔子は「30にして立つ」と言いましたが、これが「立つ」ということでしょうか。

というわけで、先日齢をひとつ重ねました。
節目のせいでしょうか、各地からスパムのようなメールをありがとうございました。これだけ数多く気に懸けてくれる人がいるということは、とても贅沢なことだと思いました。

どんなに大切に思う人や大切に思ってくれる人がいても、心の闇は隙間産業のように襲ってきて、人間はそれに打ちひしがれてしまうときがあると思います。空しいときや悲しいときというのは、どんなにたくさんの幸せな記憶があっても、それを思い出せなくなるのはなぜでしょうか。
これからそんなときが訪れたらば、できるだけたくさんの幸せなお誕生日を思い出したい。


でも今年はエルニーニョじゃなくてラニーニャだとか言われると、5月にして既にげんなり…。これから長い夏眠生活に入りたいと思います。