興味深い話を聞きました。
サンショウウオは人になつくらしいです。以前餌を与えてもらった人間を認識すると「ゴハンまあだ?」という顔をして見上げるんですって。両生類なのに、なんかヘンです。あれ、かわいいんですかね。
カレル・チャペックの本には『山椒魚戦争』というのがあり、猿の惑星・山椒魚版といったところなのですが、確かにあれを読むと、サンショウウオって知能レベルが高いんだなあと思わされますが。
そういえば、以前住んでいたドイツ郊外のどこかの街は、街をあげてサンショウウオを愛していたことを思い出しました。靴屋やパン屋なのにショーウィンドウのあちらこちらにsalamander(=サンショウウオ)のフィギュアが添えられ、看板やポスターでは「Salamander!」と(たぶん)意味もなくエクスクラメーションマークをつけられ…あの街はは一体なんだったんでしょうか。フシギ。思えばチャペックもチェコの人、欧州ではラッキーチャームだったりするんでしょうかね、サラマンダーちゃん。
サンショウウオでも、オオサンショウウオはでべっとしたヤツらしいです。自らの意志では移動できず、地震とか地殻変動とか、そういう外的な力でしか動けないんですって。「オオ」だけでえらい違い。
- 作者: カレルチャペック,Karel Capek,栗栖継
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2003/06/13
- メディア: 文庫
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