ジョナサン=デイトン&ヴァレリー=ファリス監督『リトル・ミス・サンシャイン』を観ました。

07年初映画にふさわしい、とてもいい映画でした。もっとシニカルな感じではありますが、『フル・モンティ』を彷彿とさせ。貧乏でもいい、苦労してもいい、とにかく愛のある家族をつくりたくなります。きれいごとでしょうか。これ、治らないんです。

しかし愛というのは判断が難しい。なれの果てには、伴侶をバラバラにしたりするんです。しかもその後リフォーム、証拠隠滅。『OUT』の世界ですね。幸せなときもあったんだろうな、と思うと、そこに至る道程、想像すらかなわない。まだわたしは知らない、もしかしたら生涯知り得ることもない(知っても困る)、人の心の深淵です。


今年もよろしくお願いします。