上野に『仏像 一木にこめられた祈り』展を観にいきました。

http://event.yomiuri.co.jp/2006/butsuzo/
頭のパンチパーマっぷりや衣のドレープっぷりがどの仏像もすばらしく、木をここまでに彫りあげるに至るという行為には、ただならぬ信仰を感じます。何かをそこまで信じられるということは、なんともすごい。
それにしても円空、日本史でも習った気がするこの仏師は、こんな仏像を彫る人でしたっけ…?とてもエスニックでコミカル。たしかに、たしかに一刀彫りに違いないという彫りなんだけれども、どれもこれもトーテムポールのよう。不動明王と書かれていなければ不動明王に見えない角ばった炎、必見です。