表現することの原点、そして未来:岩井俊雄×佐藤雅彦のトークイベントに行きました。

どうしても行きたかったため、会社をとんずらしました。
とても意義のある2時間でした。
本でもなく映画でもなく、リアルタイムで語られた人の言葉に心を突き動かされたのは、ずいぶんひさしぶりである気がします。いくつかポイントを挙げると、


■子供の欲望はインスタントである

■♪カローラⅡにの〜って〜は「ティファニー」みたいなシャラシャラ感がポイントであった

■♪ポリンキーポリンキー、三角形の秘密はね、は「ポ」がもうポイントであった

■音楽はこうやって(空で煙をひねり出すような手の動作)つくるんですよ、佐藤さん(by小沢健二


です。他はもったいないのでとっておきます。


すごくよく分かるな、と思ったのは、「言葉が意味を失うときの気持ちよさ」ったらないんですよ、と言った佐藤さんの言葉でした。宮沢賢治の擬態語とかね、ホント意味もわからないんですが、なぜか昂揚しますよね。

人が一心不乱に情熱を注ぐモノは必ず誰かの心を動かす、と岡本太郎は言っていて、この10年あまり、節目節目で何度も、何度でも自分に言い聞かせていました。
昨日の佐藤さんは、「見る人の創造力を必要とするのが表現」「人の表現を見ると発奮する」と言っていて、ああ、これからも信じていいのだな、と思ったのでした。
あきらめてない、僕はあきらめていない、と繰り返した佐藤さん。とても、とても意欲がわきました。
そして岩井さんの話を聞いていると、とても、とてもわが子を欲するのでした。
マイベイビー、カモナマイハウス。

佐藤雅彦全仕事 (広告批評の別冊 (8))

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いわいさんちへようこそ!

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