毎年1月〜2月は冬眠ぎみで、心身ともに予定は空きっぱなし、というサイクルのはずなのだけれど、今年はいやにスタートダッシュが効いている。気がつけばもう2月だ。息切れしませんように。


朝起きたら、珍しい人からメールがきていた。また水を得た魚のように、夜を縫い歩く姿を思い出す。
巡り巡ってやっとまた、らしいところに戻ってきたよ、とはしゃいでいるのだと思う。


西麻布TeTesへ、友達の友達のお誕生日祝いにおじゃまする。
なんだかしまりのない会だなと思ったら、どうやら全員が末っ子のもよう。和む。


茅場町デリーでカレー→吉祥寺ハモニカ横丁で飲む。
せっかくハモニカ横丁まできたのならば、ひさしぶりにハモニカキッチンでアジア飯が食べたい!と思ったけれども、カレーでお腹いっぱい、とてもくやしい。
友達に何気なく誘われたけれども、ひとりの男子がどうも彼女の好みのタイプなのではないか、といぶかしむ(→後に的中と判明!)。


高校生のときからかれこれ10年あまり通いつめた雑貨店Puri Choriが、この2月いっぱいでベトナムへ移店してしまう。大好きな下北沢が、どんどん変わっていってしまう。


年が明けてからいろいろな人に出会う。いろいろな本を読む。いろいろなものを食べる。いろいろなところへ行く。
面白おかしくこうして笑ったり話したり飲んだりできれば、ずっとそうして居られれば、わたしは何も多くは望まない。小さなアパートの一室で、独りで本を読んで暮らしていたい。時に落ちこむことも厭わないから、どうか。


また同じことになるわよ、と言われる。
だけど私に一体何ができるというのだろうか。冷酷なようだけれど、何もできない、というのがわたしがこの1年足掻きつづけた末の結論なのだ。
すべてを背負い込むことなどできはしない。そういう星の下なのだったとしても、わたしにはいまだそんな覚悟はない。


本当にごめんなさい。何もしてあげられないけれど、お願いだから強く生きてください。強くあってください。


誰かが手を差し伸べてくれたらその時それまでが嘘のように、世界がパァーッと拓けるなんて、そんなことはありはしないのだ。それを大切な人に言い含め、自分にも言い聞かせる。