アメリカ小説界の静かな巨人

ひさしぶりに出会ってしまいました。
リディア・デイヴィス『ほとんど記憶のない女』(白水社刊)、これすばらしく好みの本です。

ほとんど記憶のない女

ほとんど記憶のない女

書店店頭で立ち読みしてそのままレジへ、信号待ちしながら待ちきれずページをめくりました。
仕事内容の割には翻訳モノをほとんど読まないながら、唯一新作が出ると買う海外作家はバリー・ユアグローなのですが、リディア・デイヴィスはまさにこの潮流。訳者が好みというのもかなり大きな要素です(アーヴィング『サーカスの息子』の岸本佐知子さんです)。
ちょっと好き嫌い分かれると思いますが、短編集なので早い段階で判断つくと思います。是非どうぞ。
一人の男が飛行機から飛び降りる (新潮文庫)

一人の男が飛行機から飛び降りる (新潮文庫)

サーカスの息子〈上〉 (John Irving collection 1989-1998)

サーカスの息子〈上〉 (John Irving collection 1989-1998)