うちの会社のすぐそばの会社に、前職において仲良しになった友達が転職してきた。とても嬉しい偶然である。
リベルテでひさしぶりに夕飯を共にする。前職でのチャットのようなメール合戦や脳天気なアフター5が懐かしく。今思うと、あれはあれで相当楽しい日々であった。しかし彼女なしであったらもっと早々に辞めていたはずであるのだ。
あの会社を思い出すと、社会の不条理を思う。されどもどこへ行っても、一長一短ではあります。

創造とは、死の爪の一時的な予防である。
(E.M.シオラン『絶望のきわみで』金井裕訳、紀伊国屋書店、1991年)