宮藤官九郎監督『真夜中の弥次さん喜多さん』を観る。

真夜中の弥次さん喜多さん DTS スタンダード・エディション [DVD]

ちょっと長すぎるかなあという感はあったけれども、それをマイナスしてもあり余る面白さ。大笑いする。
終始大騒ぎなのであるが、その中にちょこちょこと（ほんとうに割合としては少しなのだけれども）隠れ見える、切なさとか愛とか生死とか。クドカンのセンスと才能はやはり群を抜いているなと思う。そもそもあの原作を実写の映画にしようなんて、誰も試みないってば。
豪華な配役、適材適所ぐあいがすばらしい。長瀬智也は、ＩＷＧＰでもタイガー＆ドラゴンでもあのべらんめぇぶりがキャラかぶっている気がするのだけど、合っているからいいのか。
個人的にお気に入りだったのは、やはり古田新太！好きです。いつ見ても好きです。
そして荒川良々、とってもキモイ。キモすぎて、良々以外には考えられない。
小池栄子が意外にも好演、クドさがいい塩梅に役に適していた。板尾創路もサイコー。