誘われて、渋谷のplugへ。
場所柄、たいへんヤングなクラブなのではないかとビクビクしていたけれども、同年代くらいの輩がひっそりと集う、小さな空間であった。居心地はそれほど悪くもない。
学生のときによく聴いたマンデイ満ちるやUrban Speciesの曲などがたて続けに流れて、DJに親近感をもつ。
キミもあのあたりが好きだったのかい、楽しかったさね。


学校や会社という同じコミュニティで関係を深めていくことはとても安全で、気のおけない関係になりやすい。
それ以外のところでアクシデント的に知り合うと、実は慎重で臆病な性格であるがゆえに、どうやって信用していったらいいのか、うまくわからない。
まあ、大半の人がそうであろう。友達にするにしても恋人にするにしても、出自がハッキリしているほうがとっつきやすい。だけど反面、そういう確かであるはずの何かは、砂上の楼閣でもある。
何のバックグラウンドもわからないときに、人間としてのその人を見極められる眼力が、自分にはあるだろうか?


茨城出身の人のイントネーションは、とても心地よい。
学生時代も、一緒に遊んでいた先輩が茨城出身で、彼と話すのはとても好きだった。何を言っているのかわからないことの方が多かったのだけれども(それは彼の出身というよりも性格だと思うけれど)、彼の発する言い回しの雰囲気が、おっとりしていてカワイく、心地よかったのである。
発声や話し方が魅力的な人はすてきだ。内容がつまらなくても、それだけでよかったりする。わたしの話し方は一種独特であると今の会社の人には言われるけれども、それがいい意味ではないのは知っています!ええ、頭悪そうでごめんなさい!


酔っぱらって、大盤振舞グセが久しぶりに顔を出す。
全盛期より被害総額は少なかったが、お金も無いのに、一体なぜ…。