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明け方に隣家のカップルが大バトル。
何かが砕けるようなはじけるような騒音に、地震でも起きなかったわたしが飛び起きる。
女が「なんだよ、こっちは寝てたんだよ!」とたいへんな剣幕で怒鳴っている。ええ、それはこっちのセリフですよ。
隣家カップルは、男は中東系の外国人で声がでかく、女はOLなんだろうけれどもたいへんに柄が悪くよくわめき散らす。
以前からたまに金切り声をあげて何かを壁にぶち当てる音は聞こえたことがあるので、恐らくその激しいバージョンであろうが、明け方にやられてはたまらない。
そんなに頻繁に激するのならば別れてほしい。それでも別れられないのが男と女であるなんてしたり顔でのたまうのなら、ふたり単位で完結させてほしい。公共生活を送るのならば、最低限のマナーは守ってください。ペットボトルをリサイクルしろと強制はしないからさ、せめて平日の真夜中に騒がないでちょうだい。こちとら明日があるのさ。
眠れなくなり、悶々と朝を迎える。寝不足。
会社でカニバリズムの話になる。
先輩が「日本でいえば『ひかりごけ』なんかもそうだよね。ほら、あの…誰だっけ?」というので、「武田泰淳でしょう」と指摘すると、「すごい。"じゅん"を制覇してるんだね」と感心される。え、それはひょっとしてMJのことかしら。いや、さすがに、武田泰淳とMJを並べては…。
- 作者: 武田泰淳
- 出版社/メーカー: 新潮社
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