フランソワ・オゾン監督『スイミング・プール』を観る。

スイミング・プール 無修正版 [DVD]

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リュディヴィーヌ・サニエの艶めかしい肢体にびっくり。こんなスレンダーかつ肉感的な日本人女性はいない、やっぱ欧米人は違う。ってか『8人の女たち』もとい『焼け石に水』の頃からあっという間に大人になったなあ。
オゾンはいつもカットがどれもこれも写真みたいに計算されつくしてて見事なのである(今回は鏡をつかった映像が好き)。シャーロット・ランプリングも、なんという妖しさ、恐ろしさ。あの目線も行動も。
しかし作品としてはやっぱり『ホームドラマ』がブラック全開で好きだったなあ、なんて思いつつ観ていたら、ラスト周辺でグッときました。
しかし女というのはああいうイキモノである、男はハッキリと気づいたほうがいい。
妄想に生き、現実との境界線を引かず、そして妄想を現実に引き寄せる力を持っている。
それにしても、フランス映画を観るたびに、フランス人とはあまり仲良くなりたくないなあと思ってしまう。