会社の人が続々と発熱でダウン。小さなオフィスなので、あっというまに学級閉鎖ならぬ会社閉鎖になりそうな。
社長自らフラフラしている女子社員を病院へ連れていき、無理はせぬようと気を配る。しかしそんな中、半袖でえっちらおいちら荷物をほどきダンボールを解体し片手で書籍をかついで歩くわたしをしげしげと眺めた社長は、「あなたは…だいじょぶそうだよ、ねえ…」とすたすたと歩き去っていった。
むきぃーーオレは虚弱なんだ!虚弱体質なんだ!下っ端だからやってる仕事じゃー!きぃー


自分の気持ちが萎えたり冷めたりする過程を感じることは、やるせない。
何かに溺れたり陶酔したり、主観的になっている自分を諌めつつもどうしても主観的になってしまうようなときこそが、とても生きているという感じがするからだ。
フラットな気持ちでいることは、つまらない。だから、バカだなー浅はかだなーと思っても、そんな友達を放ってはおけなくなってしまう。
ロマンティシズムもセンチメンタリズムも、そればかりでは飯は食えねど、それなくしては色気も素気もない。


でも、プロポーズは日本式がいいな。ひっそりとテキトーに言われたいな。
アメリカ人はいまだに公共でひざまずいたりシャンパンに指輪入れたりするくらいあたり前らしいけど。長年NYあたりで暮らしていれば、一組や二組は遭遇するらしい。そういうときは映画でよくあるみたいに、やっぱり関係ない人たちもみんなで見守るんだって。しかし日本人の男性みたいに、相手が承諾する確信があったうえで申し込むわけじゃないから、たまにさくっとふられる男もいるらしい。なんてかわいそうなんだ。
しかしそれでも、日本人みたいにTV観ながらぼそっとにおわせる程度に、なんとなく、なんて許せないそうだ。
外国人とはやはり、一生わかりあえない気がします。