舞台

反時計回りの不思議な世界と鍋、そしてバレンタイン。

寒い!冷え知らずわたしもさすがに寒い! 今年は暖冬ではありませんでした。 そんな2月の出来事。 ひさびさの阿佐ヶ谷スパイダースを観劇しました。 『アンチクロックワイズ・ワンダーランド』。 これまでの阿佐スパとは雰囲気が違う舞台だったように思えま…

KAKUTA『甘い丘』を観ました。

シアタートラムで。この劇場、三軒茶屋という地域に密着している雰囲気が、昔からとっても好きです。 『甘い丘』、2年ほど前の初演の時も観ました。内容はうろ憶えでしたが、観ているうちに少しずつ思い出しました。 町はずれの丘の上に建つ、サンダル工場…

Inouekabuki Shochiku-mix『蛮幽鬼』@新橋演舞場を観ました。

劇団☆新感線関連の舞台は、ここ数年毎年何かしら観に行っていて、習慣になりつつあります。 チケットが高額なだけあって、舞台美術が圧巻。 天井のあれがああ降りてきて、舞台上のあれがああ回って、映像をこう使って…精巧なセットが、素人には想像だにでき…

ダンカン演出『悪夢のエレベーター』を観劇。

停まってしまったエレベーターに閉じ込められた個性的な4人の密室劇。本を先に読んでいましたが、舞台の方が断然面白かった。原作の方が劇団の方だから、ってこともあるのでしょうか。 相変わらず、吹越満はすごい役者さんだ。高橋真唯ちゃんの鬼気迫る芝居…

いろいろなところに行ってはいます。

夏というだけでせいいっぱい、心身ともに日に日に弱っていっていますが、口で言うほどバイタリティをなくしてはいないようで、出かけてはいます。まあ、何かとイベントも多く、ビールの美味しい季節ということもあり。 ◎夏びらきMUSIC FESTIVAL'08@所沢航空…

猫のホテル『けんか哀歌』を観ました。

舞台を観にいくのはかなりひさしぶりでした。ひょっとして去年の「表現・さわやか」以来?最近は舞台より他のことに時間とお金をかまけていたので、気づけば疎遠になっていました。 東京には刺激的なことがたくさんあります。 グルメ、ファッション、音楽、…

アーノルド『ミートボール』@THEATER/TOPSを観ました。

演劇に詳しいわけではないので失礼ながらまったく存じあげない劇団だったのですが、元・大人計画の方が立ち上げた劇団だったようです。客席に猫背椿さんが浴衣姿でいらっしゃいました。凡人ではなかったです。 http://www.arnold-union.net/ 教師が盗撮マニ…

劇団☆新感線『犬顔家の一族の陰謀〜金田真一耕助之介の事件です。ノート』を観ました。

大阪で。間違えて大阪公演のチケットをとってしまったのです。 売りとばそうかと思ったのですが、心優しい親友が「旅行ついでに行こう!」と言ってくれたので、1泊2日の強行で行ってきました。たまにはこんな旅もいいね。 舞台は相変わらずの新感線節に加…

阿佐ヶ谷スパイダース『少女とガソリン』を観ました。

スズナリのいつもの階段は赤いビニールで覆うという演出がされていて、入口からして何やらただならぬ雰囲気。ただでさえ狭くて急で昇り降りが恐い階段がより一層おそろしく。 いつも疑問に思いますが、小劇場はいわゆる消防法というのクリアしてるんでしょう…

表現・さわやか『そこそこ黒の男』を観ました。

http://h-sawayaka.cocolog-nifty.com/ 笑ったけれど、一定の年齢以上しかわからないのではないかというネタが多かった気がします。ヤングにはわからないのではというと箇所がちらほら。

猫のホテル『電界』を観ました。

はじめての本多劇場ということで、いつもより気合の入ったお芝居だった気がしました。70年代の浦安の漁村と漁師たち、埋め立て交渉にやってきた男とその過去、というなんともアングラな設定。いつもながら、社会においてあんなに光の当たらない部分にどうし…

長塚圭史演出『ウィー・トーマス』を観ました。

実はプレビュー公演も観ていたのですがまったく違う角度から観ることができて発見も多かったです。血だらけの舞台でした、迫力。ホンモノの猫がミャーミャー鳴いてて少しかわいそうでした。ロビーで名舞台『ラストショウ』のVTRが流れていて、また観たく…

劇団☆新感線『メタルマクベス』を観ました。

誘われて、自分ではチケットをとれなかった新感線の『メタルマクベス』、観劇できました。ありがとう! 脚本のクドカン本人が客席にいてびっくりしました。 たいへんな長丁場でしたが役者さんたちのお芝居に不安なところがなくとても迫力あるお芝居でした。…

山内圭哉×福田転球の『2cheat3』という舞台を観ました。

コントのつなぎであるタイロケのVTRがウケっぱなしでした。タイのお正月は4月で、新年を祝うための水かけ祭りという、文字通り友人なり通りすがりの他人なり、誰彼かまわず水をかけ合うお祭りがあるそうですね。わたしの大事なまゆ毛が消えちゃいます。 …

阿佐ヶ谷スパイダース『桜飛沫』を観ました。

ひさびさの阿佐スパ堪能しましたが、長塚圭史独特の不気味さ、切なさがいつもより2割減なカンジがしました。しかし新感線の橋本じゅんをこれほどかっこいいと思ったのはじめてでした。中山祐一朗は観るたびにステキな役者さんになっている気がします。そし…

会社の関係で、遊行舎の公演を観にゆく。

はるばる藤沢まで。 この劇団は寺山修司のお芝居や遊行かぶきという藤沢発祥の民衆かぶきに取り組んでいる劇団である。 今回は遊行寺というお寺のお堂で上演。予想外に大きいお寺だな〜きっと花の季節は美しかろうな〜と思っていたら、わたしが不勉強であっ…

表現・さわやか『おんなのこのキモチ』を観にゆく。

アドリブいっぱい、コントのようなお芝居でした。 なんでこんなに皆さん個性的なお顔立ちなのでしょうかと見るたびに思う。いや、顔立ちが個性的というより様子のおかしいふるまいがおかしく見せているのか。みんな軸がおかしいよ軸が。 しかし面白かったで…

後藤ひろひと演出『シャッフル』を観る。

ストーリーも演技も全体的に軽い、安っぽい。しかしそれはいい意味である。後藤ひろひとの味なのだと思う。 山内圭哉、澤田育子、平田敦子などがしっかりと基盤を固めているので、伊原剛志や奥菜恵のカラカラとした演技も楽しく観られる。計算されたバランス…

阿佐ヶ谷スパイダース『悪魔の唄』観劇。

つつがない舞台である。裏を返せばパンチが足りないとも言うけれども、わたしはやっぱり長塚圭史が好きだなと思う。 偏狂や屈折の実をたわわにつけながらも、剥いていくと真ん中には健やかでまっすぐな芯がある。それを必死に伝えようとすることに、その姿勢…

世田谷パブリックシアターに『コーカサスの白墨の輪』を観にいく。

かのベルトルト・ブレヒト作の音楽劇である。 でも今回ばかりは、串田和美も松たか子もどうでもいいの、なんといっても谷原章介!王子様にひと目会いたくて! 円形につくられた客席の真ん中に舞台が位置づけられ、開演前からそこでスタッフが物販。 一般客が…

ナイロン100℃の公演『東京のSF』を観にいく。

ひさしぶりに会う中学の同級生と、 週末に年末まで重なって、新宿はものすごい人ごみ。進まない。アルタ前からシアターアプルまで辿り着くのにかなりの時間を要した。 いつもながら上演時間が長いので多少の中だるみ感はあったが、テンポのいいお芝居だ。 た…